戦後80年特別企画展
「赤とんぼ Willowと呼ばれた飛行機」を開催

戦後80年の節目となる今年、人吉海軍航空基地に最も多く残された九三式中間練習機(通称:赤とんぼ)の歴史と、人吉海軍航空基地との関りを紹介します。

「赤とんぼ」とは海軍の練習機で、橙色の塗装の複葉機の特徴から「赤とんぼ」の愛称で国民から親しまれた機体です。
人吉海軍航空基地では、予科練習生の実習機材として使用されていました。昭和20年に入ると、神風特別攻撃隊「乾龍隊」が夜間訓練で使用しており、地元住民が空を飛ぶ「赤とんぼ」を目撃しています。さらに、昭和20年11月に連合国軍が計画していた「オリンピック作戦」に対抗すべく、日本軍は「決号作戦」として、人吉海軍航空基地内で物資の備蓄を進める中で、96機の「赤とんぼ」が終戦時に残されていたことが明らかになっています。

赤とんぼの誕生から終戦を迎えるまで、連合軍によるコードネーム「Willow(柳)」と呼ばれた飛行機が辿った歴史を日米双方の資料から紐解きます。

 

■開催期間:2025年7月19日(土)~8月31日(日)9:00~17:00
■会場:山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム 多目的ホール
■入場料:無料
※企画展は無料でご覧いただけますが、ご入館(資料館の見学及び地下壕のガイドツアー)は別途料金がかかります。

≪海外資料館との交流展≫
アメリカにあるADBCミュージアムとの交流展も同時開催。
お互いのミュージアムをパネルで紹介します。